こぶしファクトリーが解散を発表
2020年1月8日。
金曜でも何でもない夜に、突然こぶしファクトリー解散のお知らせが飛び込んできました。
いつもHello! Project及び、こぶしファクトリーを応援していただきありがとうございます。 2019年初めにメンバーの広瀬彩海から、ハロー!プロジェクトを卒業し、新しい道を進みたいと申し出がありました。 広瀬との何度かの話し合いを経て、同年の夏、こぶしファクトリーの今後の活動について、他のメンバーと話す機会を設けました。 その際に、野村みな美、浜浦彩乃、和田桜子からも、グループを卒業して次の目標や夢のために、自身で新たな道を選びたいという話がありました。 こぶしファクトリーの活動終了後、広瀬、野村、浜浦は個人で芸能活動を続けていく予定です。 これまで、たくさん応援していただいた皆様には心から感謝の気持ちでいっぱいです。 今後は、現在開催中のハロー!プロジェクト全国公演、そして3月4日にはラスト・シングルをリリース致します。 皆様の応援に最後まで応えられるよう、感謝の気持ちを持って駆け抜けていきますので、今後ともこぶしファクトリーの応援をよろしくお願い致します。 2020年1月8日
こぶしファクトリーは2020年3月30日、東京ドームシティホールでのコンサートをもってグループ活動を終了し、解散することになりました。突然の発表となってしまったことをお詫び致します。
そこであらためて「それぞれの道」について各々のメンバーと話し合い、グループの解散という結論に至りました。
井上玲音は、ハロー!プロジェクトのメンバーとして、引き続き活動を続けてまいります。
和田は芸能活動を終了致します。
本当にありがとうございます。
株式会社アップフロントプロモーション
代表取締役社長 西口 猛
℃-ute以来の「解散」という選択に、今後も解散するグループが出てくるんだろうというのが率直な感想です。
リーダーのあやぱんがきっかけというのも意外ですが、遅かれ早かれこぶしは解散するだろうと思っていたので、不思議と受け入れられています。
志半ばで、なぜこのタイミングなのか?
メンバーのメッセージから紐解いていきます。
こぶしメンバーによるコメント
こぶしファクトリーが5人体制になってから、コーラスやハモリ、アカペラなど表現の幅が広がり、自分の歌に対しての意識も一段と強くなりました。 いつからか、自分の歌で観ている人を勇気づけられるようになりたいという夢が心のどこかで芽生えていました。 そしてメンバーが未来について考えている中、私はハロー!プロジェクトという恵まれた環境を離れて力をつけ、1人で活躍できるアーティストになりたいと決意が固まりました。 コーラス業や作詞作曲などについても本格的に学んでいこうと思っており、既に4月から音楽大学への進学が決まっています。 今までハロー!プロジェクトという大きな土台ありきでステージに立たせて頂いていた自分が、個人として活躍できるようになるまでの道のりは険しいと理解しています。 今までの自分に対しての甘えを断ち切って、また1から歌手としての道を歩んでいこうと思います。
卒業してからも、これまでの活動や経験を活かして、芸能界でのステップアップを目指して頑張っていきたいです。具体的には、お芝居に挑戦したいと考えております。 また、これまでの経験とは、表現という繋がりがあり、これからはお芝居を通して、たくさんの方に何か感じていただけるような力を届けられたらいいなと思ったからです。
活動してきた期間でたくさんのことを経験し、そんな中で将来やりたいことが増えていきました。 関わってきてくださった皆様へ感謝の気持ちを込めて、今までハロー!プロジェクトで身につけてきた歌やダンス、活動を通して興味を持ったモデルや女優のお仕事を、今後も少しずつ続けていければと考えています。
これから様々な分野の勉強をし、私が考えている将来を現実にしていきたいと思います。
私にとって、こぶしファクトリーはすごく大切な存在で、5人で活動することに意味がある、この5人でなければ、という気持ちが強くありました。 なので、ここまで走ってきた今、芸能活動に未練はありません。 解散後は社会でこれまでとは違った色んな経験を積んでいきたいと思っています。
もちろん、4人とも未練がないとは言い切れないけれど、早く次のステージに進みたいという気持ちが伝わってきます。
でもこの子だけは違いました。
私たちはハロプロ研修生からできた新グループとして、メジャーデビューをしました。 こぶしファクトリーに沢山のことを鍛えてもらったなと思います。 それでも皆が決めた道だから応援したいし、自分も頑張ろうと思います。 私はこぶしファクトリーの曲が大好きで、歌うことも踊ることも大好きなので、今後も皆さんの前でパフォーマンスしていきます。
アイドル歴も性格もバラバラなメンバーと、日々走り続けて来ました。
こぶしファクトリーとしてまだ見たい景色や行きたい場所、色々ありましたが、この様な形で終わってしまい、正直悔しいです。
自身のブログにも「武道館に立たずして終わることが悔しい」とはっきり書かれており、他の4人のブログとはあまりにも差がありすぎて、いたたまれない気持ちになります。
改めて5人の年齢を整理すると、
広瀬彩海(20)
野村みな美(19)
浜浦彩乃(19)
和田桜子(18)
井上玲音(18)
れいれいは唯一の高校生。
彼女が大学や専門学校に進学するかどうかは不明ですが、高校3年生というのは最も結果が大きく左右される人生の岐路であることは間違いないでしょう。
事実、高校から大学に上がるタイミングで、ハロプロを去るメンバーを沢山見てきました。
約1年に渡り、未来がどうなるか見えないなか、武道館を目指して地道に高3を過ごしてきたれいれい。
「悔しい」の言葉には、武道館未達だけではない色んな悔しいが入り混じっていると思います。
昨年上演されたリボーン~13人の魂は神様の夢を見る~で主演を務めた彼女は、千秋楽で誰よりも大粒の涙を流していました。
“もうこのメンバーで演劇をすることは二度とない”
そう一人感じていたのかもしれません。
娘。に続き、アンジュやJJも箱がどんどん大きくなり、次はこぶしの番だと誰もが予想してたはずです。
アカペラという最強の武器を手に入れ、他のグループと差別化を図ってきたこぶし。その中で未経験のボイスパーカッションを任されたれいれい。
武道館は長期改修中ではあるものの、そこに立てるのはそう遠くはない。なのに別の夢を追ってしまうのは、あまりにやりきれない。
まさかの契約打ち切り?見えてきたある仮説
一口にアイドルといっても、事務所と契約を結び、商売の上で成り立っている。
そして芸能界において、5年契約とはよく耳にする言葉だ。
今から5年前に誕生したのはそう、こぶしファクトリーとカントリー・ガールズ。
ハロプロはいわゆるスポンサーと契約をしており、この2つのグループを担当するのがTBS系の音楽出版社「日音」
ここからは憶測になるが、おそらくこの「日音」との契約交渉がうまくいかなかったのだろう。
そしてカントリーの時と同様、
・移籍(兼任)するか
・増員するか
・解散するか
という選択肢を突きつけられたとしたら。
どれも選びたくないけれど、消去法で「解散」を選んだ。
そしてリーダーであるあやぱんが身を切って、自分が発端になったとしたら?
優しいあやぱんなら引き受けそうだ。
これで点と点が繋がった。
でも2019年の初めなんて、念願のホールツアーが決まった直後。
この時期に次の進路を考えていたとは考えにくい。
真相はメンバーのみぞ知る。
ソロ?移籍?井上玲音の気になる進路
そんなハロプロに残ると言ってくれたれいれい。
真っ先に頭に浮かぶのは次の進路。
・モーニング娘。’20
・アンジュルム
・Juice=Juice
・つばきファクトリー
・BEYOOOOONDS
こうしてグループを書き出すと随分と減ってしまった。
上3つは新メンバーが入ったばかりなのと、募集中でもあるため考えにくい。
BEYOOOOONDSはしばらく増減しないだろうから、残るはつばきとなる。
つばきもそろそろ卒業メンバーが出ておかしくない。
補充の意味でもつばきが濃厚?
でも、れいれいにはぜひ新ユニットのリーダーとして活躍してもらいたい。
まだ武道館の夢を諦め切れない彼女が、他のグループに移籍して夢が叶ったところで、心は満たされないはず。
これは兼任したやなみんや、むすぅにも言える。
船木結は2020年6月に卒業することが決まっている。
彼女達の心の内はわからないが、一歩ずつ着実に夢を掴むのがアイドルのやりがいだと思う。
れいれいの次の居場所が発表になるのはいつなのか。
どのような形であれ、武道館の夢を諦めるわけにいかない彼女を応援したい。